別に社会派ってわけでもないし、言うほど立派な君子でもないですが、
ちょっと思うところ。
先日、山の畑であったこと
1.掘り出した大きめの石が転がってきて、足に激突寸前。あわやのところで避けました。
2.草むらから犬が!!どこかの飼い犬のようでしたが、本当の野犬だったらと思うと・・・
3.誰か畑に入ったように感じると思ったら、イノシシの足跡。
山の畑は携帯圏外、直近の民家まで傾斜の山道を300mは下らなければいけない。
自然の中で一人になると心地良いのですが、ふとした事でかなり危険な状況になるのは間違いないです。
そして、先日の大雪山の事故を受けて、今日の朝日新聞「天声人語」に載っていた言葉
「人間や、人間の造った文明をひねりつぶすことなど、自然には造作もない」
実際の自然は決して、ECOというイメージのように優しいものではありません。
本質的に「ビジネス」とは相容れないもののようにも感じます。
果たしてどうだったか。
スケジュールが決まっている中、現場スタッフが悪天候の中でもツアーを続行してしまう危険性を、
経営者として認識できなかったのか。
参加者もガイドも危険性を感じたときに、「残る」判断も出来たハズじゃなかったのか。
人間社会では当たり前にあるはずの、クルマ・電気・ガス・水道、そして他人という頼れる仲間。
そういったものは「自然」には存在しません。
運悪く目的が達せられなくても、諦めるという選択肢が常にあるハズで、
これをもって他人に責められる事も甘受する勇気が大切だったんじゃないのか?
同じく天声人語の言葉
「臆病者と言われる勇気」
さて、自分はどうなんだろう?
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。