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ぶどう絵日記

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長梢剪定と短梢剪定

シリーズが、なんとかサボらずに進められましたが、ここでちょっと閑話休題。
皆さんは長梢剪定とか短梢剪定とかって聞いたことありますか?

長梢剪定と短梢剪定_b0094717_2343206.jpg

葡萄はとても伸びるのが早い植物で、だいたい一年に一つの芽から2mくらいの新梢が出来ます。
しかも、約15cmくらいに芽が一つづつですから、2m(200cm)÷15cmで14~15個くらいの芽が出来るわけです。
欲張って全部残したいのはやまやまですが、そんな事すると全然花がつかなくなります。
(バラを育ててる人なら、なんとなく伝わると思いますが)

で、冬の間に剪定となるわけですが、これには芽を2つくらい残して切る短梢剪定(図中A)と、5~6個残す長梢剪定(図中B)があるのです。
どちらが良いかは決定的には言えないのですが、短梢剪定の方がマニュアル的に切ってしまえるので、楽^^

でも、伸びが良すぎる木は強く切ると、木がヤバイって思うらしく、次の年は猛烈に伸びます。
すると、今度は枝を伸ばす方に力が向きすぎて、やっぱり花付が悪くなる。
これを上手く扱うには・・・勘ですかね?(crowには無理っぽい)

山梨県の勝沼などは、冬に行くと、枝が毛細血管のように張り巡らされた棚造りが見られます。
一般的な棚造りは長梢剪定なのですが、切りすぎず残しすぎず、木の生長に合わせた見事な剪定を行っているのがわかります。
まさに名人芸の世界ですネ
by kurouhougan | 2006-08-20 23:57 | ブドウ