ブログ仲間のshriashさんは、日本のどこかで日々病気と闘う、素敵な女医さんです。
そんな彼女が先日、下記の記事をアップされていました。
「
医者が足りない訳」 at 馬耳東風な女医ブログ
とってもためになるし、考えさせられます。
で、たまたま先日、不動産の講習で「テナントとしての医療機関」というテーマがありました。
「お医者さんってお金持ちだし、高齢化社会の中でいいお客さんになるよね♪」
なんて浅はかな希望を打ち砕くお話だったのですが・・・
その1.田舎ってキツイよね
本題の前に一つ田舎の嘆きを・・・
人口をその地域の診療所数で割ると、地域の患者見込み数が出ます。
で、数字が多いほど、お客さん(?)が多いわけですが、我が真鶴町は関東地方で堂々の16位
8380人に対し、診療所数は2件。1件あたり人口は4190人。
これは、15位の八丈島と同じくらい。
思わず、
「真鶴は島なのか!?」
なんてツッコミが出ます
(確かに「半島」ではあるんですが - -;)
で、患者見込みが多ければ、お医者さんが舌なめずりしてくるんじゃないかと思ったら、どうも違うみたい。
開業希望地の大多数は都心部近く。
これは(奥様の)生活便や(息子さんの)教育機関、
そして難しい病気の時にバックアップしてくれる専門機関や総合病院の存在も、かなり大きな要因となるから。
最期はともかく、上位2つの理由は、
「医者も人間だからなぁ・・・」
とため息が出ます ><
誰か、新しく真鶴で開業しませんか?w
その2.お医者さんもキツイよね
さて、講習は個人開業の内科医をモデルケースとして、実際いくら儲かるか?
を主題に進められましたが、だいだいが下記の通り
売上げ
5000円(一人当たり診療報酬)×50人×20日=500万円
だいたい売上げの一割がテナント料として考えられるということで50万円
必要面積30坪(最低限)だと、一坪あたり1.6万円。
crowが扱っている小田原ですら、駅前1Fなら一坪あたり2~3万円。
儲かってないな・・・
ちなみにランニングコストや機材の償却が70%くらいかかるそうで、粗利で
150万円。
こっから、さらに税金だの看護婦さんのお給料だのが出たりしたら、
手取りはちょっとしたサラリーマン並み・・・
しかも、一日50人を診るって、けっこう大変そう。
実質稼動5時間として、一人あたり診療時間は6分。
4000人の患者予備軍がいるとしても、一人あたり4ヶ月に一回通っている計算だし・・・
ウチの祖母でさえ、月イチしか病院いってないですが???
crowに到っては、いつ病院に行ったか思い出せませんが???
「いやいや、そんなこと言っても高額医療とかで儲かってるんでしょ」
なんて考えながら、今朝行った歯医者さんで650円(三割負担)しか払ってないcrowでした f^^;
みなさん、せめてお医者さんを労わってあげましょう。